【2分で読めちゃうシリーズ】
※この記事は今年の3月に作成されたものを再編集・再投稿しております。
こんばんは、50歳に手が届きそうな年齢にも関わらず、
日曜朝は早朝野球リーグ戦が始まった、4番ファーストのこにしです。
朝4時30分起きはつらいですね。
体力的にも今年が最後のシーズンになりそうです。
さて、今回は自身が初めて業務標準化のお仕事に
携わったときのお話しです。
今から約10数年前、技能継承という課題を抱えていた、
物流の大手企業の業務標準化案件の企画メンバーとして参画しました。
大きなプロジェクトだったので、弊社のメンバーは
10人を超えていたと記憶しています。
どの企業でも、特有の技術を持った、いわゆる“匠”的な方々が存在します。
このミッションは、匠と呼ばれる方々が定年で退職した後、
匠の技能・技術を「形式知化」して継承するための、
教育教材として活用することが目的でした。
形式知化するためには、先ず、現状の棚卸しから始める必要があります。
当時は完全アナログだったので、弊社メンバーが、各匠の方々を担当し、
匠の作業手順を、詳細にヒアリングし、Excelに時系列で整理しました。
全ての棚卸しが終わるまで、1~2カ月かかりました。かなりの工数ですね。
最終的には、Excelに棚卸した情報を、Wordに画像やイラストを追加して、
マニュアルが完成しました。
そのマニュアルを教材として、研修プログラムを組み、試験という評価で、
次世代の匠を育てる、そんなお仕事でした。
棚卸しが大切なのは普遍的です。ただし、棚卸しした情報を、
どのように扱うのか、ここが進歩したポイントです。
当時は、最終形態がマニュアルでしたが、棚卸しデータの活用方法は
現代では多義にわたります。まさにDXです。
棚卸しデータを基点として、「チャットボット生成データとして利活用」
「作用フロー管理として利活用」など、さまざまです。
マニュアルもWordではなく、いまは電子化されていますね。
業務標準化のお話しvol.1で「見える化の重要性」について
お話ししましたが、今回は「何が何でも、先ずは棚卸し。
これが進まないと電子化はできてもDX化はできない」というお話しでした。
野球は小・中・高・大&草野球、37年間続けてきましたが、
未だ匠の領域には達せず・・・。明後日の日曜日も4時30分起床です。