2021年10月にローンチされたKAIZEN FARM。
今回は、その開発段階から携わった方をゲストにお迎えし、
KAIZEN FARMのはじまりとこれからについて聞きました。
Kiki
こんにちは!
本日は KAIZEN FARM の開発秘話など色々お話し伺いたいと思っております。
よろしくお願いします!
KAIZEN FARMとは
現状業務を棚卸すことの出来る【業務改善支援ツール】です。
業務の棚卸しとは、現状の業務を可視化すること。
業務を可視化することで、現状の課題が見えてくるため、DXツール導入などのソリューション検討に役立ちます。
KAIZEN FARMは、その業務の棚卸しを直感的に行えるツールです。
▶ 3分でわかる紹介動画はこちら!
Kiki
まずは、ナガオさんとコニシさんのKAIZEN FARM開発当時の役割を教えてください。
ナガオさん
いきなり難しい質問だね。
Kiki
え、そうですか…?!
そんなつもりはなかったのですが…笑
ナガオさん
そう、役割と言われると難しいかも。というのも…始まり方が少し特殊で。
2017年くらいかな、コニシと2人、会社近くの公園でこんなことを話していて…
「うちの会社って、【技術情報編集】と【業務標準化】を2本柱にしているけど、業務標準化の方って少数精鋭でやっているじゃん?でも、業務標準化のスキルで解決できる世の中の課題って、もっとたくさんあるんじゃない?」ってね。
コニシさん
そうそう。
そこから何か業務標準化を新しいビジネスモデルに変改できないか考えているうちに立ち上がったのが、KAIZEN FARMのプロジェクト。だから、これという役割が元々あったわけではなくて。まあ、あえて言うなら、僕はもともと業務標準化案件の実務経験を色々な業界で行っていてこの分野に関しては知識があったから、まずは自分の知識を棚卸して、サービス自体を標準化していかないと!というところから始まったかな。ナガオさんは、僕のスキルをビジネスとして形にしてくれた、という感じかも。伝わるかな?(笑)
Kiki
はい!ナガオさんが持つ戦略立案スキルとコニシさんが持つ業務標準化スキル、2つが組み合わさって今のKAIZEN FARMビジネスが誕生した、ということですね。これからも大事に育てていきたいです。
ちなみに、KAIZEN FARMのチーム立ち上げ当時はメンバーの8割が20代と、若手がとても多いですが、その意図ってあるのでしょうか?
コニシさん
やっぱり、新しい思考を取り入れることが重要だと思ったんじゃないかな。
新しいビジネスを作るためには、旧態依然の考え方に縛られず、まだあまり組織に染まっていない若手が必要だということなんじゃないかな。
Kiki
なるほど、私も2022年に入社して最初に配属されたのがこの部署なので、若手として皆さんの期待に応えられるよう頑張ります…!
それでは、ここからはKAIZEN FARMという商材について聞いていきたいと思います。
まず、KAIZEN FARM開発の際、1番こだわったことを教えてください。
コニシさん
うーん、やっぱりユーザーインターフェースの設計かなあ。
KAIZEN FARMは今でもずっと「お客様が自分で棚卸しを出来る」ということにこだわっています。
なので、「いかに入力しやすく、説明なしで操作できるか」、ここが非常に重要だと考えていました。
そこで、多くの方になじみのあるExcelのような見た目で、誰でも直感的に操作できるインターフェースを設計することにこだわりました。完成までには、社内のスタッフだけでなくお客様にも操作感を試していただき、お客様の声を取り入れながら作り上げていきました。
Kiki
たしかに、私も細かい操作説明を聞かずとも、入社したての頃から迷わず操作出来ていた気がします。
Excelだと厄介な行削除とか入替も直感的に出来るところが好きです!
そういえば、ずっと思っていたのですが「KAIZEN FARM」って素敵な名前ですよね!
どうやってひらめいたんですか?
コニシさん
カイゼンの種を育てる場所(=農場/FARM)でありたい、という想いから、そのままですがKAIZEN FARMと名付けました。シンプルだけど、分かりやすくていい名前でしょ!
KAIZEN FARMを通じてカイゼンのタネを芽吹かせ、オフィスに笑顔の花を咲かせたい。それが僕たちの想いです。僕たちは、カイゼンのタネを育てるための「場所」を提供し、そこで、みなさまに実際にタネを育てていただきたいと思っています。
Kiki
ここまで、KAIZEN FARMの開発についてお話を伺ってきましたが、
2024年はKAIZEN FARMリリースから3周目を迎える年ですね。これまでの活動を受けて、今後目指していきたいところを教えてください。
コニシさん
導入件数も300社を超えて、KAIZEN FARMについて色々お褒めの言葉を頂く機会が増えて大変嬉しいです。ただ、あくまでもKAIZEN FARMは【業務標準化】のためのツールだから、実際に【業務改善】出来ているかどうかが見えないのはまだ課題だね。確実に【業務改善支援】の箱としては成立しているけど。だから、今後はAPI連携で個々のニーズに合った改善のラインナップをそろえたいね。
業務標準化から課題解決までをKAIZEN FARMで完結できるようなビジネスモデルにしていきたい、いや、していきます。
ナガオさん
棚卸しが終わったころには業務が改善がされていることがベストだからね。
コニシさん
そうそう。
あとは、業界標準・業種標準を作る、ということは引き続きやっていきます。
例えば、自治体業界で言えば、全国に約1700の自治体があるけど、規模の大小あれど仕事内容の基礎は同じであるはず。でも、実際自治体職員の方にお話を聞くと、各自治体でやり方が全然違う。なんでそんなにバラバラなのか、揃えた方が絶対に楽じゃない?と思うわけです。KAIZEN FARMに情報がたまっていく事で、業界標準を提案できれば、すごく世の中のためになるんじゃないかな。
もっと身近なところで言えば、「社内の仕組化」からしっかりやっていく事が大事だと思っています。KAIZEN FARMが商材として大きくなっても、チームを大きくしていきたいという野望は実はなくて。
というのも、脱属人化・業務効率化が実現できれば、少ないメンバーでも業務は回っていくはずだし、私たちがお客様に提案しているのもそういうことだから。社内の業務は、例えばオンライン営業を型化するとか、顧客管理を自動化させるとか、そういうところも少しずつ実践していっている最中です。自治体も僕たちも労働人口減少の影響を今後も受け続けるから。仕組み作りが最重要課題だね。
Kiki
なるほど。社員の働き方も、お客様へのご提案も、考えが一貫していて素敵だと思います。
それでは最後に、これから改善活動を始めようと思っている方にひとことお願いします!
コニシさん
そうだね…最近色んな場所で講演をさせていただくことがあるけど、必ずお話ししているのは【DXで重要なのは、Xの方だ】ということです。
どんなX(トランスフォーメーション)がしたいのかが明確でないと、いくら外見だけD(デジタル化)を行っても失敗してしまいます。そのようなケースはたくさんお客様からも聞いてきました。
DXをやれない理由を探すのはやめましょう。DX化への近道は、実は遠回りすることだったりします。その第一歩が業務の棚卸しです。棚卸しは今日から始められます。
棚卸しは面倒。その気持ちが分かるからこそ、なるべく面倒でない操作で棚卸しを始められるツールを開発しました。ぜひ、今日からKAIZEN FARMで棚卸しを始めてみてください!
ナガオさん
僕からはそうだなあ、コニシの言ったことに近いけど、
便利な機能や仕組みって世の中にたくさんあるけど、それに入れるものや動かすものは皆さんの頭の中にあるものですよ。ってことかな。
なんでもアルゴリズムが一番大事だと思う。DXのDばかりやっている人は成功しないんじゃないかな。
Kiki
本日は貴重なお話をたくさん聞くことが出来てとても勉強になりました。私もKAIZEN FARMチームの一員として、KAIZEN FARMに込められた想いを改めて胸に刻んで仕事をしていきたいと思います。
本日はありがとうございました!
次回は、開発担当の方にKAIZEN FARMのオプション機能、分析機能について語っていただきます!
お楽しみに!